「歯科筋筋膜セラピー協会」設立のお知らせ

このたび「歯科筋筋膜セラピー協会」（以下、当協会）を設立いたしました。私たちは、歯科医療における新たなスタンダードを創造し、患者さまの笑顔と健康を支えることを目指して活動してまいります。

設立の背景

近年、歯科治療においても「筋筋膜の痛み」が注目されています。しかしながら、従来の歯科治療では十分に対応されてこなかったこの問題により、患者さまが慢性的な不調に悩まされていたり、不必要な歯科治療がなされているという現状があります。

当協会は、歯科医療の現場に筋筋膜ケアを取り入れることで、これまで見過ごされることが多かった筋膜性の痛みを効果的にケアする仕組みを構築し、患者さまが自ら健康を維持できるよう支援する新しい取り組みを推進していきます。

歯科筋筋膜セラピー協会の目的

私たちの協会の使命は、以下の3つに集約されます。

● 筋筋膜ケアを歯科医療の新たな標準にする シカキンセラピーを通じて、患者さまが健康維持に積極的に取り組める環境を整えます。

● 歯科医院を地域の健康プラットフォームに変革する 他の医療・健康分野の専門家と連携し、歯科医院が全身の健康づくりの拠点となる未来を目指します。

● 歯科スタッフの成長と社会的役割の拡大を支援する シカキンセラピストという新しい資格制度を通じて、歯科衛生士やアシスタントが専門性を高め、働きがいを感じられる環境を提供します。

シカキンセラピーの特徴

シカキンセラピーは、患者さまの「セルフケア」を重視したエクササイズセラピーです。施術に依存するのではなく、患者さま自身が日常生活で実践できる簡単なケア方法を指導することで、持続可能な健康づくりをサポートします。

未来への展望

当協会は、筋筋膜ケアの普及を通じて、以下の社会的価値を実現することを目指しています。

● 筋膜性の痛みによる悩みを軽減し、患者さまの生活の質を向上させる

● 歯科医療を中心とした予防医療ネットワークの構築

● 女性が活躍できる働きやすい環境の整備

私たちは、歯科医療の社会的役割を飛躍的に拡大し、「笑顔と健康を支える歯科医療の新しいスタンダード」を実現してまいります。

最後に

「歯科筋筋膜セラピー協会」の設立を通じて、患者さま、歯科医療従事者、そして地域社会にとって新たな価値を提供していきます。この取り組みを通じて、一人ひとりの健康な未来をサポートできることを心から楽しみにしています。

今後の活動についての情報は随時お知らせしてまいりますので、当協会のブログやSNSをフォローしていただければ幸いです。

引き続き、皆さまのご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

歯科筋筋膜セラピー協会
代表理事 田口直人

理事
福岡歯科グループ理事長　福岡博史
慶應義塾大学病院医学部　臼田 頌