2022/05/04(水)
腰痛は腰を治療しても治らない
【腰痛の原因は腰にはありません】
あなたが現在、腰痛、腰の重だるさ、足のシビレ(坐骨神経痛)などの症状が3年以上続いていて、医療機関に通っていても改善しきれていないのなら、この記事を最後までお読みいただければ、根本改善のキッカケとなるかもしれません。
当院には慢性腰痛の方が多く来院されますが、ほとんどの方が初回の施術で驚かれます。
何に驚かれるのかというと、施術中ほとんど「腰を触らない」という事に皆さん驚かれます。腰を触らなくても腰痛が消失することを体感してもらうと、さらに驚かれます。
そこで、慢性腰痛で病院や接骨院などで、今までどんな治療を受けてきたかを聞いてみると、腰周り(患部)に対しての治療しかしていないのです。これでは治るはずがありません。腰痛の原因のほとんどは腰以外の場所にあるからです。
腰を揉んでもらう、ストレッチをする、腰を温める、電気を当てる、鍼やお灸をする、湿布を貼るなど方法が何であっても同じことです。痒いところを掻いているに過ぎません。
なぜ腰(患部)以外の場所で腰痛が消失したりするのでしょうか?
その答えの1つが「筋膜連結」という人体の構造にあります。「筋膜」という言葉は最近メディアでもよく使われてきて、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
人間の体は、関節や筋肉を包んでいる「筋膜」によって足の先から頭のてっぺんまで全身つながっているのです。例えば、前屈(おじぎ)の動作をする時には、後頭部〜背中〜腰〜腿裏〜ふくらはぎ〜足裏までの筋膜全体が伸ばされることになります。
一本に繋がっている筋膜全体が伸ばされているため、腰とは離れている「足」や「背中」の筋膜が硬くなってしまっていても、動きが大きい「腰」に痛みを感じてしまうわけです。
これは1つの例に過ぎませんが、その他様々な動作によって関連する筋膜の繋がりを理解していれば、腰(患部)ではないところに原因があるということは、不思議なことではないのです。
、、、と
偉そうにこの記事を書いている私ですが、私自身11年間、腰痛に悩んできました。腰痛発症から5〜6年間は、病院、接骨院の他、当時の整体、鍼灸、気功などなど、ありとあらゆる治療法を受けてきました。高額な治療を受けたり、治療を受けに北海道まで通っていたこともありました。しかし、効果は一時的で、再発を繰り返すという日々を送っていました。
そんな私の11年間の腰痛が改善したのが、「痛いところに原因はない」という事実に気づいたことがキッカケだったのです。腰痛の根本原因にアプローチしてからは、15年経った今でも腰痛は再発していません。昔の私と同じように慢性腰痛で悩み、苦しんでいる人に、私が歩んできた無駄なお金と時間を使って欲しくないというのが、私の本当の想いです。
今後はもっと具体的な慢性腰痛の根本改善のキッカケとなる内容を記事にしていきます。
「腰痛は自分で治せる」理屈が解れば難しい事ではありません。
田口直人
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