2022/05/17(火)
腰痛の「原因不明」は「ラッキー」です
日本人の8割は一度は経験すると言われる腰痛。さらに慢性腰痛を訴える人は2800万人だそうです。5人に1人は腰痛持ちということになります。まさに国民病とも言える腰痛。
これだけ医学が進んでいるにもかかわらず、
何と腰痛の85%は原因不明なのです!
【腰痛には2種類ある】
腰痛には2種類あって
•見える腰痛(特異的腰痛)
•見えない腰痛(非特異的腰痛)
があります。
「見える腰痛」とは、病院でレントゲン、MRI、CTなどの画像検査ではっきりと異常が見つかる腰痛のこと。(脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、脊椎圧迫骨折など、、、)
「見えない腰痛」は、画像検査をしても原因が見つからない腰痛のことです。
つまりは「原因不明の腰痛」ということです。
この原因不明の「見えない腰痛」が、全ての腰痛のうちの85%を占めているわけです!!
【「原因不明」=「治療方が無い」ではない!】
腰痛で病院に行って検査をして「異常はありません」と痛み止めと湿布を出されるだけ、、、
そんな腰痛難民の方をこれまで沢山みてきました。20年前の私もバリバリの腰痛難民でした。
病院で「原因不明」と言われたとしても、ご安心ください。
病院で言われる「原因不明」とは正確に説明すると
「画像検査では異常が無い」
ということですから、「重症な病態ではない」ことが判明したのです。
原因不明は、むしろラッキーだったのです。
では、今の痛みの原因は何なのか!?
それは「画像検査では映らないモノ」
「筋肉の緊張(コリ)」や「関節の動き」の問題がある可能性が高いということです。
つまり、あなたのやるべきことが明確になったわけです。
「筋肉」や「体の動き方」などを修正していくことをメインに治療していけばよいのです。
この「見えない腰痛」は腰から離れた場所に原因があることが多いので、全身の姿勢や動作を見ていく必要があります。
特に「背中」「股関節」「足」といった部分に腰痛の原因があることが多いのです。
私の例で言えば「足」を治療してから腰痛から解放されたという経験があります。
病院で「原因不明」と言われても、途方に暮れる必要は全くないというお話でした。
以前の記事