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腰痛改善ブログ

2022/06/06(月)

81歳でも姿勢は変わる① 〜やった感エクササイズになってませんか?〜

腰痛, 院長ブログ

 

 

【やった感トレーニングになっていませんか?】

81歳男性(K様)の症例 つづき・・・

(写真は本人承諾の上掲載しています)

 

さて、私は30分の施術で何をしたでしょう?

 

因みに『腰』には触れていません。

 

またKさんは

足のアーチもしっかりあり、『足』が原因でもありませんでした。

 

 

主に施術したのは2箇所だけ。

 

・股関節筋のリリース

・胸の筋肉のストレッチ

 

以上です。

 

 

Kさんは、ご自分の身体を何とかしたいという意識が高く、毎日6000〜8000歩のウォーキングをして、途中の公園で様々な体操やストレッチ(5種目くらいかな😅)を実践していると、私に毎日行っている方法を説明してくれました。すごく頑張っています!!

 

しかし、、、

原因となっている2つの筋肉へのアプローチはその体操の中には、一切入っていなかったのです。

 

 

 

『やった感エクササイズ』になっていませんか?

 

Kさんがそうだったように、

私の経験上「9割の人は本当に必要なエクササイズができていない」という傾向があります。

 

それもそのはず。

 

一般的に

「人間は得意なことはどんどん行い、苦手なことは無意識に避ける」

という習性があるからです。

例えば

ストレッチをする時に、伸ばしやすい筋肉ばかり伸ばしていませんか?

しかし、あなたが伸ばすべき筋肉は、伸ばしにくい筋肉(=硬い筋肉)なのです。

気持ちよく感じられるエクササイズばかりしていると、「運動をした!」という充実感は得られますが、本当に必要なエクササイズはやっていないのです。

 

これを私は『やった感エクササイズ』と呼んでいます

 

「やった感エクササイズ」は本当に必要な筋肉にはアプローチできていませんから、体のバランスが改善しないどころか、体の歪みはどんどん進行していくことにもなりうるのです。

 

頑張っているにもかかわらずです。。。(これが1番もったいない)

 

 

【施術と今後の治療プログラム】

 

Kさんの年齢と筋肉の状態から、初回は軽めに施術。(といっても本人はかなり痛がっていましたが、、、😅)

 

施術箇所は上記の筋肉2点のみ。

 

Kさんの年齢と筋肉の状態から、初回からガッツリやり過ぎてしまうと、反応が強く出てしまうこともありますので、刺激は少なめに。

 

 

Kさんは、もともと習慣的に運動もしていたため、筋力もかなり維持できていました。

 

 

おそらく、圧迫骨折をキッカケに身体を反らせる動作の恐怖感が残っていて、リハビリ後も反らす動きを無意識に避け続けた結果、上記の筋肉が固まってしまったと思われます。

 

 

股関節の筋肉が弛み、骨盤が起こせるようになってくると背中を伸ばす恐怖感も緩和してきます。

 

 

施術後の姿勢は改善されていますが、

何もしなければ維持できるのは持って2日とお伝えしました。

 

 

人間は良くも悪くも『現状維持能力』が働いています。

猫背の時間が長ければ、猫背を維持するように働きます。

 

しかし、良い姿勢をキープする時間が1ヶ月も続けば、今度は良い姿勢を維持するようになってくるのです。

 

そのためには筋バランスを修正するためのエクササイズ(リハビリ)が必須になります。

 

この必要な筋肉へのアプローチ(本人はやりたくない運動)の必要性を本人に伝えられるかというのも治療家の重要なスキル。

 

 

 

 

 

来週から本格的な治療に入っていきます。

 

 

まずは股関節と胸郭周りの大きな筋肉の柔軟性を高めてから、硬化した背骨(胸椎)に少しずつ動きをつけていきます。

 

 

原因が明確になれば、あとはやるべき事をやるだけ。

 

 

本人が自力で姿勢キープができるようになるまで、全力でサポートします!!

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