2022/07/16(土)
腰痛の原因 ② 股関節
腰痛というのは「結果」であり、「原因」は別の場所あることがほとんどです。
その原因の1つが人体で最も大きな関節である「股関節」です。
【股関節性腰痛チェックリスト】
☑︎ 反り腰といわれる
☑︎ 左右どちらかの腰が痛む
☑︎ 腰の下の方が痛い
☑︎ じっと座っていられない
☑ 脚のつけ根に痛みや違和感がある
☑︎ 脚を組むクセがある
☑︎ 開脚が硬い
☑︎ 歩いているとスカートやズボンが回る
☑︎ 片脚で立つとフラつく
☑︎ 生理不順や生理痛がある
3つ以上当てはまれば、あなたの腰痛は「股関節」へのアプローチが必要です。
腰痛の方が整体院などで、よく指摘されるのが『骨盤の歪み』
骨盤に歪みがあると、その影響は背骨全体に及びます。
特に骨盤と腰椎(腰の骨)は連動して動くため、ダイレクトに腰痛に影響します。
ではなぜ骨盤に歪みが生じるのでしょうか?
その骨盤の歪み原因が『股関節の筋肉』のアンバランスです。
股関節の筋肉には
•大殿筋、中殿筋、小殿筋(お尻)
•腸腰筋(股関節前側)
•大腿四頭筋(太もも前)
•ハムストリングス(太もも後)
•内転筋(内もも)
など、大きな筋肉が多く存在します。
これら股関節筋群の張力のアンバランスが、骨盤の歪みとなり腰痛の原因となっています。
例えば写真の「前屈動作」
手が床に届くか?の柔軟性を見ているのではありません。
注目すべきは「股関節の動き」です。
左の正常な前屈は
「股関節の屈曲」+「背骨の屈曲」が組み合わさって動きます。
右は腰痛の人に多い典型的な前屈です。
「股関節の屈曲」が起こらず、「背骨の屈曲」のみで前屈しています。
股関節が硬くて曲がらない分を「背骨の屈曲」の負荷が集中してしまう(特に腰椎)ことで腰痛が起こってしまうのです。
体の正しい回旋動作も
「股関節の回旋」+「脊骨の回旋」の組み合わせで起こります。
股関節の前側の筋肉が硬くなると「反り腰」になります。いわゆる「出っ尻」ですね。
実際に自分で
お尻を後ろに突き出して「反り腰」を作った状態で体を回旋してみてください。
すると、腰に何となく痛みや違和感を感じられるはずです。
次に
お尻を軽く締めた姿勢で体を回旋してみてください。
すると、先ほどの腰の痛みや違和感は無くなるはずです。
これはお尻を締めた姿勢によって骨盤が正しい位置になり、股関節が動きやすくなるためです。
体の正しい回旋動作も
「股関節の回旋」+「脊骨の回旋」の組み合わせで起こります。
人間の全ての動作において「股関節」は非常に大きな働きをしています。
「股関節」の筋肉の硬くなっていたり、筋力が弱まった状態で日常動作や運動を継続した結果が腰痛となっているのです。
上のチェックリストに3つ以上当てはまる方。
まずはこちらの股関節ストレッチからやってみてください!!
【お尻のストレッチ】
【もも前のストレッチ】
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