2022/07/06(水)
腰痛の原因 ① 胸椎
腰痛というのは「結果」であり、「原因」は別の場所あることがほとんどです。
その原因の1つが「胸椎」(きょうつい)です。
【胸椎硬化チェックリスト】
☑︎ 猫背といわれる
☑︎ 両手をバンザイする動きが硬い
☑︎ 後屈すると腰が痛い
☑︎ 体をねじる動きが硬い
☑︎ 枕なしで仰向けに寝るとアゴがあがる
☑︎ 首の寝違えをよく起こす
☑︎ 背中が張ることが多い
☑︎ 背骨や肋骨にケガをしたことがある
☑︎ 自立神経のバランスが崩れやすい
☑︎ 呼吸が浅いと感じる
このうち3つ以上当てはまれば、あなたの腰痛は「胸椎」のアプローチが必要です。
(胸椎ストレッチ動画有り)
胸椎と言われても、聞き慣れない人も多いかもしれませんが、いわゆる背骨(せぼね)のことですね。
この背骨は
頚椎(けいつい)7個
胸椎(きょうつい)12個
腰椎(ようつい)5個
の合計24個の椎体(ついたい)という骨が積み重なったものをまとめて脊柱(せきちゅう)と呼びます。
この脊柱を構成している、頚椎、胸椎、腰椎はそれぞれ椎体の形が違っていて、動作の役割が違うのです。
上の図をみて注目してほしいのは、
「腰椎はほとんど動かない」ということ。
屈曲(おじぎ)こそ動くものの、他の伸展、側屈、回旋の動作では、ほとんど動きがありません。
更に注目すべきは、腰椎に比べて
「胸椎はかなり大きく動く」ということ。
つまり日常の殆どの脊柱の動きは、「胸椎」の動きがメインとなるのが正常ということになります。
胸椎が硬くなり本来の動きができなくなると、その分「腰椎が動きすぎ」てしまうのです。
胸椎が硬くなった状態では、胸椎の動きは制限されますから、腰椎の「ねじり過ぎ」が起こります。
本来5°しか動けない腰椎が、ねじられ過ぎることで腰痛が起こってしまうです。
腰痛を訴える人のおよそ8割の人に「胸椎の硬化」がみられます。
運動は体に良いと思っている方も多いと思いますが、胸椎が硬化したまま、全身運動をしても「腰を痛めるリスク」になるということを覚えておきましょう。
よく運動指導などで
「腰からねじりましょう〜」
なんて指示を聞きますが、これは大間違い!
こんなことマジメにやったら慢性腰痛まっしぐらです。。。
身体は『胸からねじる』が正解です!
正解がわかって意識をしても「ガチガチ胸椎」のままだと、やはり腰がねじれてしまいます。
まずは胸椎の柔軟性をつけることから始めましょう!!
まずは2週間、コレからやってみてください^_^
【胸椎(胸郭)伸展ストレッチ】
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