2022/08/08(月)
腰痛の原因 ④ お腹
腰痛というのは「結果」であり、「原因」は別の場所あることがほとんどです。
その原因の1つが、腰を安定させる機能を『お腹』です。
☑︎ 腰を反らすのが苦手
☑︎ 下腹のポッコリが気になる
☑︎ ウェストのくびれが無い
☑︎ 寝返りが辛い
☑︎ 便秘気味である
☑︎ 呼吸が浅い
☑︎ コルセットをすると腰が楽
☑︎ 尿漏れがある
☑︎ 咳やくしゃみをすると腰が不安
☑︎ 手術でお腹を切開したことがある
2つ以上当てはまれば、あなたの腰痛は『お腹』をメインにアプローチする必要があります。
背骨の中で「腰椎」は肋骨のある胸椎とは違って支える骨がありません。
骨の代わりに支えているのが「体幹」の筋肉です。
体幹の筋肉はたくさんありますが、中でも代表的な筋肉が『腹横筋』(ふくおうきん)というお腹のインナーマッスルです。
私の経験上、慢性腰椎の人の9割は『腹横筋』が正しく使えていません。
腹横筋を鍛えるメリット
・腰の安定性が高まる
・体幹を安定させキレイな姿勢を保つ
・内蔵を正しい位置に固定し保護する
・呼吸を深く、強く吐ける
・排便や分娩時に腹圧を高めてスムーズに出せる
・お腹を引き締めウエストのくびれをつくる
『腹横筋』は腰からお腹までの周囲を包み込んでいて、天然のコルセットと言われています。
この『腹横筋』がしっかり働いているかかどうかが、あらゆる日常動作やスポーツにおいても重要になるのです。
例えば、荷物を持ち上げるとき、腹横筋が働いて「腹圧」(ふくあつ)がしっかり高まることで、腰椎にかかる負担を軽減しています。
ところが、腹横筋が弱くなると、体幹を安定させることができず、ダイレクトに腰に負荷がかかり、腰痛になるわけです。
さらに腹横筋は、姿勢の安定だけでなく、内臓を正しい位置に固定する役割もあります。腹横筋が弱まると、内臓機能も弱まり、呼吸や内蔵低下、尿漏れなどの原因にもなります。
中でも、多くの方が気になっているのは『ぽっこりお腹』ではないでしょうか?
ぽっこりお腹が気になり始めると、
「最近太ってきた、、、」と言って、食事制限や腹筋運動などを始める人がいます。